バイリンガル人材を採用するとき、TOEICスコアは候補者を比較しやすい指標です。しかし、スコアだけでは、入社後に任せたい業務を遂行できるかまでは判断できません。
採用担当者が最初に整理したいのは、「英語力が高い人が必要」という抽象的な希望ではなく、英語を使って誰と、どのような仕事をしてほしいのかです。海外拠点とのメール、顧客との商談、会議の進行、契約書の確認では、求められる能力が異なります。
外国人労働者数は2,571,037人(前年比268,450人増(+11.7%))(厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和7年10月末時点)、2026-01-30 公表)で、外国人を雇用する事業所数は371,215所(前年比29,128所増(+8.5%))です。さらに、専門的・技術的分野の在留資格は865,588人(前年比146,776人増(+20.4%))で、在留資格別で最も多くなっています。採用市場の国際化が進むなか、英語要件を客観的に設計し、候補者の国籍ではなく職務遂行能力を評価する必要性は高まっています。
一方、求人票では、英語が必要な理由や使用場面が十分に言語化されているとは限りません。当社が扱う求人の総数は1,300件(当社求人データ・2026-09-06 時点の集計)で、そのうち英語のレベルを具体的に明示している求人は216件です。
この記事の自社求人データは、この同一の集計対象を基準としています。求人票に記載された条件を確認したものであり、応募数、選考通過率、採用実績を示すものではありません。また、ユナイテッドワールドが取り扱う職種や業界などによる偏りがあり、国内求人市場全体を代表するデータではありません。
採用基準を設計するときは、求人票の「ビジネス英語」「英語力必須」といった表現を、実際の業務行動へ分解することが出発点になります。