「日本語ネイティブ必須」として募集しているものの候補者が見つからない場合、すぐに条件を外すのではなく、何のためにネイティブ水準を求めているのかを確認する必要があります。母語として日本語を使うことと、業務上必要な日本語を扱えることは、同じ条件ではないからです。
ユナイテッドワールドが扱う求人のうち、日本語不問として掲載されている求人は89件(1,353件中6.6%)です。日本語を問わない求人が掲載されている一方、それがすべての職種や企業で可能だという意味ではありません。
ここでいう「日本語不問」は、求人票上で日本語を応募条件としていない求人を指します。ネイティブ要件を外したうえで、ビジネスレベルなどの日本語力を求める求人や、具体的な業務行動によって日本語要件を示す求人の割合ではありません。そのため、この数値だけから「ネイティブ必須」をどの水準まで緩和できるかは判断できません。
職種別に見ると、日本語不問として掲載される割合には違いがあります。
日本語不問の割合が最も高いのは機械・電気エンジニアで 77件中15件(19.5%)。上位3職種は機械・電気エンジニア15件/77件(19.5%)、AI・データエンジニア15件/134件(11.2%)、医薬・医療・バイオ4件/39件(10.3%)。
ここから読み取れるのは、職種によって求人票上の日本語要件が異なるという事実です。特定職種で日本語不問の求人が掲載されていることは確認できますが、日本語要件を外せば応募が増える、選考通過率が上がる、採用できるといった結果までは示していません。
この自社データは、当社が取り扱った求人票の記載を集計したものです。応募数、選考通過率、採用実績、入社後の評価を示すデータではありません。また、取扱業界、職種、企業属性による偏りがあるため、採用市場全体を表すものでもありません。
厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況まとめによると、日本国内の外国人労働者数は2,571,037人(前年比268,450人増(+11.7%))(厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和7年10月末時点)、2026-01-30 公表)です。在留資格別では、専門的・技術的分野の在留資格に該当する外国人労働者が865,588人(前年比146,776人増(+20.4%))で、在留資格別では最も多くなっています。
ただし、この公的統計から、日本語ネイティブ要件を外せば自社求人の候補者が増えるとは判断できません。職種、経験、勤務地、報酬、就業条件に加え、実際の日本語使用場面を確認する必要があります。個別の雇用条件や必要な手続きについては、専門家や関係当局へ確認してください。