海外営業や貿易事務の募集が埋まらないとき、語学力の高い人材が不足していることだけを原因にすると、改善策を誤りやすくなります。実際には、業務で使う言語が整理されないまま、英語と日本語の要件が一律に高く設定されている場合があります。
有効求人倍率は1.18倍(令和8年6月・前月比+0.01ポイント)(厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年6月分)」、2026-07-31 公表)で、採用側は候補者から選ばれる求人を設計する必要があります。一方、外国人労働者数は2,571,037人(前年比268,450人増(+11.7%))(厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和7年10月末時点)、2026-01-30 公表)で、専門的・技術的分野の在留資格は865,588人(前年比146,776人増(+20.4%))となっています。採用対象を広げる余地はありますが、語学要件を単純に下げれば募集が埋まるとは限りません。
海外営業・貿易事務の採用では、「誰と、どの場面で、何を伝える仕事か」を分解し、必要な語学力を業務単位で定義することが出発点になります。