設計エンジニアの募集を続けても、採用につながらない。外国籍人材まで対象を広げたいものの、図面や仕様書を読めるだけでよいのか、製造現場との調整にどの程度の日本語力が必要なのか判断できない——。こうした状況では、「外国籍人材を採用するか」という入口の議論より先に、採用を妨げている条件を切り分ける必要があります。
日本国内の外国人労働者数は2,571,037人(前年比268,450人増(+11.7%))(厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和7年10月末時点)、2026-01-30 公表)です。なかでも、在留資格別では「専門的・技術的分野の在留資格」が865,588人(前年比146,776人増(+20.4%))で、最も多くなっています。外国人を雇用する事業所数は371,215所(前年比29,128所増(+8.5%))です。ただし、これらは設計・機械・電気職に限ったデータではありません。外国人雇用が拡大するなか、自社の設計職でも採用対象を広げられるか検討する余地がある、と捉えるのが適切です。
採用対象を外国籍人材へ広げるだけでは、設計職の採用難は解消しません。日本語要件、職務範囲、評価方法、入社後の業務設計を一体で見直す必要があります。