「SEへの転職は年齢が上がるにつれ難しくなる」といわれていることもあり、転職活動を躊躇してしまっている人が多いのではないでしょうか。たしかに、20代・30代・40代では、求められるスキルや条件がそれぞれ異なります。
しかし、企業が求める条件さえクリアしていれば、30代後半以降でもSEへの転職は十分に可能です。
そこで本記事では、SE転職の難易度や傾向、注意点を「20代前半」「20代後半〜30代前半」「30代後半以降」に分けて解説していきます。記事後半では、30代以降のSE転職を有利に進めるための方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
It is said that "changing jobs to SE becomes more difficult as one gets older," and many people may be hesitant to change jobs. It is true that the skills and conditions required of people in their 20s, 30s, and 40s are different.
However, as long as you meet the requirements of the company, it is possible to change jobs to SE in your late 30s or later.
Therefore, in this article, we will explain the difficulty level, trends, and cautions for changing jobs to SE by dividing them into "early 20s," "late 20s to early 30s," and "late 30s and beyond. In the latter half of the article, we also introduce how to make your SE job change more advantageous in your 30s and beyond.
SE(システムエンジニア)は、IT技術を駆使してクライアントのニーズに応じたシステムを開発する専門職です。プロジェクトの上流工程(開発の初期工程)から関わり、プロジェクトの方向性を定める重要な役割を担います。
具体的な業務としては、「要件分析→要件定義→基本設計→詳細設計」といったプロセスを通じて、クライアントと密にコミュニケーションを図りながらシステムの仕様を設計することです。
また、SEはプログラマーをはじめとしたプロジェクトメンバーを取りまとめる立場でもあります。全体を取り仕切るポジションであることから、プログラマーとともにプログラミングやテストなどの下流工程に加わることもあります。
どのような業務に携わるかは、企業や担当するプロジェクトによっても異なるため、SEの仕事内容に明確な定義はありません。
SEs (system engineers) are professionals who develop systems that meet the needs of clients by making full use of information technology. They are involved in the project from the upstream process (initial development process) and play an important role in setting the direction of the project.
Specific duties include designing system specifications while communicating closely with the client through processes such as "requirements analysis," "requirements definition," "basic design," and "detailed design.
The SE is also in charge of coordinating the project members, including programmers. Since they are in charge of the entire project, SEs may participate in downstream processes such as programming and testing together with programmers.
There is no clear definition of what an SE does, as it depends on the company and the project he or she is in charge of.
SEの転職市場において、かつては「35歳限界説」という言葉が囁かれていました。これは、35歳を過ぎると転職が困難になるという考え方ですが、現代の転職市場の実情は少し異なってきています。
ここからは、昨今のSE転職市場における35歳以上の需要を解説していきます。
昨今、IT業界の人手不足が深刻化していることに伴い、35歳以上の需要が高まっています。
経済産業省が公開している「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によれば、2030年にはITエンジニアの人材不足が最大79万人に達すると予測されています。
引用元:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」
こういったIT人材不足の深刻化を打破するため、企業は若手だけでなく、経験豊富な年齢層のエンジニアを「即戦力」として求めるようになってきているのです。こうした需要の変化により「35歳限界説」は過去のものとなり、現在では多くの人が35歳を超えても転職に成功しています。
前述した通り、IT業界の人手不足は年々深刻化しており、35歳以上のミドル層を求める企業が増えています。しかし、未経験または低スキルの状態からSEへの転職を目指すとなると、かなり厳しいというのが現実です。
とくに、この年齢層での転職市場において、企業が求めるのは「即戦力」として活躍できる人材です。どうしても技術的な知識や実務経験が豊富な人材が優先される傾向にあるため、未経験・低スキル者が入り込む余地はほぼないといっても過言ではありません。
また、企業側からすると、同じ未経験・低スキル者であれば、学習スピードが早く、伸びしろがある若い世代の人材を採用したいというのが正直なところです。そのため、35歳を超えた未経験者や低スキル者がSE転職を成功させるのはいっそう困難だといわれています。
もちろん、100%不可能というわけではありませんが、「やる気」や「情熱」だけでは実務経験や高度なスキルを持つ転職者と対等に渡り合えないということを覚えておく必要があるでしょう。
35歳以上でキャリアアップを目的としたSE転職の場合は、そうでない場合と比べて難易度が高くなるため、より戦略的なアプローチが必要です。この年代層では、とくに専門技術や管理職としての経験が評価されるため、これまでのキャリアをしっかりとアピールし、どのように会社に貢献できるかを具体的に示す必要があります。
また、業界の最新動向や新しい技術に常に敏感であり続けることも大切です。とくにIT業界では新しい技術やツールが頻繁に登場しているため、転職を成功させるためには最新の技術動向を常にキャッチし、継続的に学び続ける姿勢が求められます。
In the SE job market, there used to be a whisper of a "35-year old limit" theory. However, the reality of today's SE job market is a little different.
Here, we will explain the recent demand for people over 35 years old in the SE job market.
In recent years, the demand for IT professionals over 35 years of age has been increasing as the IT industry faces a growing shortage of manpower.
According to the "Survey Results on the Latest Trends and Future Estimates of IT Human Resources" published by the Ministry of Economy, Trade and Industry, the shortage of IT engineers is expected to reach up to 790,000 by 2030.
In order to overcome the growing shortage of IT personnel, companies are seeking not only younger but also more experienced engineers as "ready-to-work" candidates. Due to this change in demand, the "35-year-old limit theory" has become a thing of the past, and many people are now successfully changing jobs even after the age of 35.
As mentioned earlier, the labor shortage in the IT industry is getting worse every year, and more and more companies are looking for middle-level workers over the age of 35. However, the reality is that it is quite difficult to change jobs from an inexperienced or low-skilled position to an SE position.
Especially in this age group, companies are looking for people who can work immediately. It is no exaggeration to say that there is almost no room for inexperienced or low-skilled workers, as preference tends to be given to those with a wealth of technical knowledge and work experience.
In addition, companies would honestly prefer to hire younger workers who are quick learners and have room for growth, if they are also inexperienced or low-skilled. Therefore, it is said that it is even more difficult for inexperienced or low-skilled people over 35 years old to successfully change jobs.
Of course, it is not 100% impossible, but it is important to remember that "motivation" and "passion" alone are not enough to compete on equal terms with job seekers who have practical experience and advanced skills.
If you are over 35 years old and changing jobs in SE for the purpose of career advancement, you need to take a more strategic approach, as it is more challenging than otherwise. In this age group, specialized skills and experience in management positions are particularly valued, so you need to make a strong case for your career to date and show how you can contribute to the company in a concrete way.
It is also important to keep abreast of the latest industry trends and new technologies. In the IT industry in particular, new technologies and tools appear frequently, so in order to succeed in your new job, you must keep up with the latest technological trends and be willing to continue to learn.
SEとしての転職は、年齢によってその難易度や求められるスキルが異なります。ここからは、年齢別にSE転職の市場状況と注意点を見ていきましょう。
20代前半は、IT業界の転職市場において最も市場価値が高いとされています。IT技術は日々進化しており、新しい技術が次々と生まれていることから、常に新しい知識やスキルを習得できる若い人材が求められているのです。
また、基本的にこの年代は、第二新卒扱いとなるため「ポテンシャル採用」を狙えるのが大きなポイントです。完全未経験では厳しいのが現状ですが、他業種でのエンジニア経験があればポテンシャルや成長意欲を評価してもらえる可能性があるため、他の年代に比べれば転職しやすい年代といえます。
もちろん、スキルがあるに越したことはないですが、まだスキルや経験が浅いといった方でも「○○のスキルを磨いて将来こうなりたい」という意欲や向上心を企業にアピールできれば、採用される可能性は高くなるといえるでしょう。
20代後半〜30代前半のSE転職では、具体的なスキルや実務経験が重要視されます。とくに、専門性の高いスキルやプロジェクトマネジメントの経験は評価のポイントです。
具体的に、20代後半〜30代前半のSE転職の傾向は以下の2つとなります。
詳しく解説していきます。
20代後半から30代前半にかけてのSE転職市場は、とくに未経験者にとって難易度が高くなります。この年齢層では、すでにIT分野や関連職種で一定の経験を積んだ人材が多く、企業は単にポテンシャルの高さだけでなく、具体的なスキルや実務経験を重視する傾向にあります。
「即戦力」として活躍できるかどうかが評価ポイントとなるため、未経験者はこれらの面で劣ってしまう可能性があるのです。
とはいえ、20代後半〜30代前半でも未経験からSEへの転職は不可能ではありません。たとえば、前職で営業スキルやマネジメントスキルを積んできた人、特定分野の専門知識がある人は、業種によってはそのスキルを見込まれて採用されることもあります。
そのため、面接では「これまでの社会人経験で培ってきたスキルや経験を、どのようにSEとして活かせるのか」を明確に示せるかが重要なポイントとなります。
SEとしての実務経験が3〜7年程度ある20代後半〜30代前半の人は、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーなどのリーダー的な役割を任されているケースも少なくありません。このことから、企業は転職者に対し、SEとしてのスキル・経験のほか、コミュニケーションスキルやマネジメント能力が身についていることを求める傾向にあります。
プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーといった役割を担当できるSEは不足していることもあり、これらのスキルを身につけている人は転職市場において需要が高まっています。
マネジメントと聞くと、管理職をイメージする人が多いかと思いますが、役職に就いたことがない場合でもマネジメント能力のアピールは可能です。たとえば、リーダーシップを発揮した経験や、それに類似する業務経験があれば評価対象となるため、面接時にしっかりとアピールすることが重要です。
30代後半以降のSE転職は、以下のような傾向があります。
ひとつずつ見ていきましょう。
前述した通り、IT業界では慢性的な人材不足が課題となっています。こういった背景から、企業は若手人材の採用に加えて、「即戦力」としての活躍が期待できるミドル層(35〜54歳)の採用を積極的に進めているのです。
ミドル層ともなれば、これまでに数多くのプロジェクトに携わってきた経験から、SEとしてのスキルに加えて、マネジメント能力やコミュニケーションスキルが備わっていると考えられます。そのため、企業はこれらのスキルを活かして、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーといったチームを率いるポジションでの活躍を期待して採用することが多いです。
30代後半以降になると、開発業務に留まり続けるのは難しく、管理側のポジションに回されることも少なくありません。
これは、主にプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーなどの管理業務を担当できる人材の不足と、体力的な問題が理由です。
実際に、株式会社キャリアデザインセンターが運営する転職サイト「type」の調査によれば、「開発業務から完全に離れなければならないタイミングがある」と回答した人は約4割という結果になっています。
引用元:転職サイトtype 「コードで食っていく」は何歳まで可能か?エンジニア300人調査で見えた理想と現実
開発業務から離れるタイミングとしては、課長クラスで37%、現場リーダーで24.4%、部長クラスで20.2%と、管理職への昇進が開発業務からの移行に大きく関係していることがわかります。
引用元:転職サイトtype 「コードで食っていく」は何歳まで可能か?エンジニア300人調査で見えた理想と現実
開発業務を続けていきたいと考えるSEの場合、大企業よりも中小企業への転職がおすすめです。中小企業では、開発業務とマネジメント業務を兼務するケースが多いため、30代後半以降のSEでも、長期にわたって開発業務に携われます。
一方で、企業規模が大きくなるほど、管理職に就かないと昇進が難しく、それに伴い給与の増加も限定的になる傾向にあります。
大企業では、役職や職位が明確に階層化されており、評価されるには管理職への就任がほぼ必須条件といえるでしょう。その結果、開発業務に関わっていたいと考えるSEであっても、管理職への道を進まざるを得ない状況を強いられてしまいがちです。
Q2の「あなたの会社では、開発業務から完全に離れなければならないタイミングがあるか」の回答を「企業規模別」に見ると、大手(従業員1,000名以上)～準大手企業(300～999名)では52.9%の人が「ある」と回答したのに対し、ベンチャー(従業員50名以下)～中堅企業(51～299名)では、7割以上の人が「ない」と回答しています。
引用元:転職サイトtype 「コードで食っていく」は何歳まで可能か?エンジニア300人調査で見えた理想と現実
したがって、「35歳を超えてもずっと現場で開発業務を続けていきたい」という方は、中小企業への転職を検討しましょう。
SEにかぎった話ではありませんが、転職する際は、現在の年収よりも低くなることを覚悟しておかなければなりません。
基本的に、SEの年収は経験やスキルに比例して上がっていきます。とくに経験が浅い方の場合、年収が低く設定されているケースがほとんどです。
もちろん、転職してから年収アップを目指すことは可能ですが、すぐに昇給できるわけではないので、一時的な年収減のリスクも覚悟した上で転職に挑む必要があります。
Changing jobs as an SE differs in its degree of difficulty and required skills depending on your age. Let's take a look at the market situation and points to keep in mind when changing jobs as an SE by age.
The early 20s are considered to have the highest market value in the IT job market, as IT technology is constantly evolving and new technologies are being created one after another, creating a need for young talent who can constantly acquire new knowledge and skills.
Another important point is that this age group is basically treated as new graduates, so they can aim for "potential employment. While it is difficult to get a job with no experience at all, if you have experience as an engineer in other industries, your potential and desire to grow may be evaluated, making it easier to change jobs compared to other age groups.
Of course, having skills is not a must, but even those with limited skills and experience can increase their chances of being hired if they can demonstrate to the company their ambition and desire to improve their skills and become better at what they do in the future.
When changing SE jobs in your late 20s or early 30s, specific skills and work experience are considered important. In particular, highly specialized skills and experience in project management are key points of evaluation.
Specifically, the following two trends are seen among SE job seekers in their late 20s and early 30s.
I will explain in detail.
The SE job market in the late 20s and early 30s is particularly challenging for inexperienced workers. Many people in this age group have already gained a certain amount of experience in the IT field or related occupations, and companies tend to focus on specific skills and practical experience, not just high potential.
Since the evaluation point is whether or not a candidate can work as an "immediate asset," inexperienced candidates may be inferior in these aspects.
However, it is not impossible for people in their late 20s and early 30s to change careers from no experience to SE. For example, those who have built up sales and management skills in their previous jobs or have expertise in a specific field may be hired because of their skills, depending on the industry.
Therefore, it is important to be able to clearly demonstrate "how you can make use of the skills and experience you have cultivated in your previous working experience as an SE" during the interview.
People in their late 20s to early 30s who have 3 to 7 years of work experience as SEs are often entrusted with leadership roles such as project leader or project manager. Therefore, companies tend to look for candidates who have acquired communication and management skills in addition to SE skills and experience.
There is a shortage of SEs who can take on roles such as project leader and project manager, and those with these skills are in high demand in the job market.
Although many people think of management when they hear the word "management," it is possible to demonstrate management skills even if you have never held a position in the company. For example, experience in leadership roles or similar work experience will be evaluated, so it is important to show them off during interviews.
SE job changes in the late 30s and beyond tend to be
Let's look at them one at a time.
As mentioned above, the IT industry is facing a chronic shortage of human resources. Against this backdrop, in addition to hiring younger workers, companies are actively recruiting middle-level workers (35-54 years old), who are expected to be "immediately effective" in the industry.
Middle-level employees are considered to have management and communication skills in addition to SE skills, based on their experience working on numerous projects. Therefore, companies often hire them with the expectation that they will make use of these skills in positions leading teams, such as project leaders and project managers.
In their late 30s and beyond, it is difficult to remain in development work, and it is not uncommon for them to be reassigned to management positions.
This is mainly due to a lack of human resources capable of handling management tasks such as project leaders and project managers, as well as physical strength issues.
In fact, according to a survey conducted by "type," a job search website operated by Career Design Center Inc.
As for the timing of leaving development work, 37% of section managers, 24.4% of field leaders, and 20.2% of department heads indicate that promotion to managerial positions is significantly related to the transition away from development work.
If you are an SE who wants to continue working in development, we recommend changing jobs to a small or medium-sized company rather than a large company. At small and medium-sized companies, there are many cases where development work and management work are concurrently performed, so SEs in their late 30s or older can be involved in development work for a long period of time.
On the other hand, the larger the size of the company, the more difficult it is to get promoted unless you are in a management position, and the salary increase tends to be limited accordingly.
In large companies, positions and job titles are clearly stratified, and it is almost a prerequisite to be appointed to a managerial position in order to be evaluated. As a result, even SEs who wish to stay involved in development work tend to be forced to take the path to management positions.
Looking at the answer to Q2, "Is there a time when you have to leave development work completely at your company?" by company size, 52.9% of large (1,000 or more employees) to semi-large companies (300 to 999 employees) answered "Yes," while venture companies (50 or less employees) to medium-sized companies (51 to 51 employees) answered "No." More than 70% of the respondents from venture companies (less than 50 employees) to medium-sized companies (51 to 299 employees) answered "No" to this question.
Therefore, those who wish to continue development work in the field long after the age of 35 should consider changing jobs to a smaller company.
Although not limited to SEs, when changing jobs, you must be prepared to make less than your current annual salary.
Basically, the annual salary of SEs increases in proportion to their experience and skills. In most cases, especially for inexperienced SEs, the annual salary is set lower.
Of course, it is possible to aim for an increase in annual income after changing jobs, but it does not mean that you will get a raise right away, so you must be prepared to take the risk of a temporary decrease in annual income before changing jobs.
30代以降のSE転職を有利に進めるには、以下3つの方法があります。
ひとつずつ詳しく解説していきます。
30代以降のSE転職を有利に進めるためには、特定分野のプログラミングスキルを身につけることが重要です。たとえば、機械系や電子・電気系などの分野に特化したSEを求めている企業は多いため、これらの分野に強いSEはエキスパートとしてキャリアを歩むことも可能でしょう。
また、最近ではAI技術の進化に伴い、AI、IoT、VR、ARなどの新しい技術分野に強いSEを求める企業も増加しています。このように、今後の需要なども考慮しながら、自身の転職活動においてアピールできるスキルを磨いておくことが大切です。
30代以降のSE転職において、自身の市場価値を高めるためには、技術以外にプラスアルファとして営業スキルを身につけておくことが重要です。
SEとしてのスキルや経験だけでなく、営業スキルも持ち合わせているSEは、多くの企業で求められています。しかし、実際にはそのような人材は少なく、希少価値が高いといえます。
クライアントのニーズを的確に把握し、最適な提案を行うためには、ITの専門知識と営業のスキルの両方を兼ね備えた人材が欠かせません。とくに、昨今ではIT技術・システムの複雑化により、営業担当者では対応しきれないような技術的な説明を、SEが直接クライアントに行う場面も増えています。
こういった背景から、30代以降のSE転職においては、SEとしての高度なスキルだけでなく、営業スキルをアピールすることで、転職活動を有利に進めやすくなります。
営業が苦手という理由でSEの道を歩んできた人も多いかもしれませんが、市場価値を高めるためにも、書籍やセミナーを活用して営業スキルの向上に挑戦してみるとよいでしょう。
IT分野に強い転職エージェントの利用も、30代以降のSEの転職において重要な戦略です。転職エージェントは、SEとしてのキャリアパス、業界の動向、求人市場の状況に精通しており、個々の能力やキャリア目標に合った求人を提供してくれます。
また、履歴書や面接対策のアドバイス、キャリアプランニングのサポートなど、転職活動全般にわたるサポートを受けられる点もメリットです。
転職エージェントによっては、一般の求人サイトに掲載されていないような「非公開」の求人を保有していることもあるため、より自分の希望に合った仕事と巡り合えるかもしれません。
転職エージェントは基本的に無料で利用できるので、積極的に活用し、効率的に転職活動を進めていきましょう。
There are three ways to make a successful SE career change in your 30s and beyond
We will explain each one in detail.
In order to make a successful SE career change in your 30s and beyond, it is important to acquire programming skills in specific fields. For example, many companies are looking for SEs who specialize in fields such as mechanical, electronic, and electrical systems, so SEs who are strong in these fields may be able to make a career as an expert.
In addition, with the recent evolution of AI technology, an increasing number of companies are seeking SEs who are strong in new technological fields such as AI, IoT, VR, and AR. Thus, it is important to hone the skills that appeal to you in your own job search, while taking future demand and other factors into consideration.
In order to increase your market value, it is important to acquire sales skills in addition to technical skills.
Many companies are looking for SEs who have not only SE skills and experience but also sales skills. In reality, however, such personnel are few and scarce.
In order to accurately grasp the needs of clients and make the best proposals, it is essential to have personnel with both IT expertise and sales skills. In particular, due to the increasing complexity of IT technologies and systems, SEs are increasingly required to provide technical explanations directly to clients that sales staff are unable to handle.
Against this backdrop, it will be easier for job seekers in their 30s and older to gain an advantage by demonstrating not only their advanced skills as SEs, but also their sales skills.
Many people may have followed the SE path because they are not good at sales, but in order to increase their market value, they should try to improve their sales skills by taking advantage of books and seminars.
Using a recruitment agent that is strong in the IT field is another important strategy for SEs in their 30s and beyond. A recruitment agent is familiar with your career path as an SE, industry trends, and the job market, and can provide you with job opportunities that match your abilities and career goals.
Another advantage is that they can provide general support for your job search, including advice on resumes, interview preparation, and career planning.
Some recruitment agencies may have "closed" positions that are not listed on public job sites, so you may be able to find a job that better fits your needs.
Since recruitment agents are generally free of charge, you can make the most of them and make your job search more efficient.
本記事では、SE転職の難易度や傾向、注意点を「20代前半」「20代後半〜30代前半」「30代後半以降」の3つの年代に分けて解説しました。
IT業界に限らずですが、年齢を重ねれば重ねるほど転職のハードルが高くなるのは事実です。30代以降となれば「ポテンシャル採用」も厳しくなるため、これまでに培ってきたスキルや経験をいかにアピールできるかが重要なポイントとなります。
また、転職者の年代によって企業から求められるスキルや条件はさまざまです。そのため、転職したい企業が決まっている場合は、事前に求められている条件をしっかりと把握し、それに応じた対策を講じておくことが重要となります。
ユナイテッドワールド株式会社では、専任のキャリアアドバイザーが一人ひとりに寄り添い、転職活動をサポートしています。細かい条件面でのご要望やキャリアプランをしっかりとヒアリングした上で、あなたに合ったベストな求人をご紹介するので、効率的に転職活動を行いたいといった方は、お気軽にご相談ください。
In this article, we have divided the difficulty level, trends, and cautions for changing jobs in the SE industry into three age groups: early 20s, late 20s to early 30s, and late 30s and beyond.
It is a fact that the older you get, the higher the hurdles to changing jobs become, not only in the IT industry, but also in your 30s and beyond.
In addition, the skills and conditions required by companies vary depending on the age of the job seeker. Therefore, if you have a specific company you would like to change jobs for, it is important to have a clear understanding of the requirements beforehand and take measures accordingly.
At United World Inc., our dedicated career advisors work closely with each individual to support their job change activities. After carefully listening to your detailed requirements and career plans, we will introduce you to the best job opportunities that suit you best, so please feel free to contact us if you want to conduct your job search in an efficient manner.
