
NG 1:「宗教は何ですか?」
なぜNG:宗教は「思想・信条の自由」に属する事項であり、採用選考で質問してはならない。たとえ食事制限や礼拝時間の配慮を目的としていても、面接の段階で聞くべきではない。
入社後の対応:入社後に本人から自発的に伝えてもらえる関係性を作る。「食事制限やお祈りの時間で配慮が必要なことがあれば教えてください」と入社後にオープンに伝える。
NG 2:「結婚していますか?」「子どもはいますか?」
なぜNG:婚姻状況や家族構成は本人の能力・適性と無関係。特に女性候補者への「結婚/出産の予定は?」は重大なハラスメント。
ビザとの関係で知りたい場合:在留資格に関する情報は「在留資格の種類と在留期間を教えてください」と聞けばOK。家族帯同の有無は入社決定後にビザ手続きの過程で確認する。
NG 3:「いつ日本に帰化するつもりですか?」
なぜNG:国籍選択は本人の自由。帰化の意思を採否の判断材料にすることは国籍差別に該当する。
「永住権を持っていますか?」も注意が必要。在留資格の確認は「在留資格の種類を教えてください」で十分。
NG 4:「出身地域の政治状況はどうですか?」
なぜNG:政治に関する質問は「思想・信条の自由」に属する。出身国の政治状況について候補者に意見を求めることは、政治的立場を確認する行為と見なされる可能性がある。
NG 5:「ご両親のお仕事は?」
なぜNG:家族の職業は「本人に責任のない事項」であり、厚労省のガイドラインで明確にNGとされている。日本人にも外国人にも同じルール。
NG 6:「どの政党を支持していますか?」
なぜNG:支持政党は「思想・信条の自由」に属する。日本の政治や出身国の政治について意見を聞くことも避ける。
NG 7:「日本に永住するつもりですか?」
なぜ注意が必要:将来の定住意思を採否の直接的な判断材料にすることは問題がある。ただし、キャリアプランの文脈で「長期的なキャリアビジョンを教えてください」と聞くことは許容される場合がある。
「長く日本にいるつもりですか?」と直接聞くのではなく、「3年後/5年後のキャリアビジョンを教えてください」と聞き方を工夫する。