「英語ができる人材を採用したい」——この要望はシンプルに聞こえますが、求人票に「英語力必須」と書くだけでは、適切な人材は集まりません。「英語力必須」の一言では、候補者は「どの程度の英語力が必要なのか」「どんな場面で使うのか」がわからず、応募をためらいます。逆に、自社が求めるレベルに達していない候補者が応募してきて、選考工数だけが増えるケースもあります。本記事では、英語人材の採用を成功させるための求人票の書き方5つのルール、英語力を正確に測る選考プロセス、そして効果的な採用チャネルを解説します。
求人票に「英語力必須」「TOEIC 700点以上」としか書いていない求人は、候補者にとって情報が不足している状態です。候補者が知りたいのに書かれていないこと:・英語を使う具体的な場面は?(メールだけ? 商談も? 社内会議?)・どの程度のレベルが必要?(日常会話? ビジネス交渉?)・英語を使う頻度は?(毎日? 週に数回?)・誰と英語を使う?(海外顧客? 社内の外国人?)・これらが不明だと、候補者は応募を見送るまた、「TOEIC 700点以上」の一律条件も問題です。ITエンジニアに必要な英語力と海外営業に必要な英語力は全く異なるため、職種に合った具体的な要件定義が必要です。
ルール1:英語要件を具体的に定義するNG例と改善例:・NG:「英語力必須」・OK:「英語で海外クライアントとの商談・交渉ができるレベル」・NG:「ビジネス英語ができる方」・OK:「英語でのプレゼンテーション、契約書のレビュー、週次の英語会議への参加ができる方」ルール2:必須と歓迎を明確に分ける記載例:【必須】・ビジネスレベルの英語力(英語での商談経験がある方)・法人営業経験3年以上【歓迎】・TOEIC 800点以上(スコアは参考。実務経験を重視)・海外勤務または海外出張の経験・第二外国語(中国語等)ルール3:英語を使う場面を具体的に記載する記載例:「本ポジションでは以下の場面で英語を使用します」・海外クライアント(米国/欧州)との週次ミーティング(英語)・英語での提案書/見積書の作成・海外展示会でのプレゼンテーション(年2〜3回)・社内の外国人エンジニアとの日常的なコミュニケーション使用場面を書くことで、候補者が「自分に務まるか」を判断できるルール4:年収レンジを明示するポイント:・バイリンガル人材は年収を重視して応募を判断する傾向が強い・非バイリンガルの同職種より+20〜30%のプレミアムを含んだ年収を提示・「応相談」ではなく「450〜650万円」のように具体的なレンジを明記・年収レンジがない求人は、外国人候補者にほぼ無視されるルール5:求人票を英語でも作成する日本語のみの求人では、日本語が読める候補者にしかリーチできません。英語でも求人票を用意すれば、日本在住の外国人や、海外から日本での就職を検討しているバイリンガル人材にも届きます。エージェントに依頼すれば、英語版の求人票作成もサポートしてもらえます。
TOEICスコアだけで英語力を判断するのは危険です。スコアと実務力は必ずしも一致しません。以下の4ステップで、実務レベルの英語力を正確に評価しましょう。STEP 1:書類選考確認すべきこと:・TOEIC/IELTSのスコア(あくまで参考情報)・英語を使った業務経験の具体的な内容・海外生活/勤務/留学の経験・スコアがなくても英語での実務経験があれば通過させるSTEP 2:英語面接最も効果的な評価方法です。実施方法:面接の後半15〜20分を英語に切り替える英語で聞く質問例:・"Tell me about your experience using English in a business setting."・"Describe a challenging situation you faced with an overseas client."・"How would you explain our product to a foreign customer?"評価ポイント:流暢さよりも「相手に伝わるかどうか」を重視STEP 3:ロールプレイ職種別のロールプレイ例:・海外営業:「新規の海外クライアントに自社サービスを英語で説明してください」・カスタマーサポート:「英語でクレームの電話に対応してください」・ブリッジSE:「海外チームにこの仕様変更を英語で伝えてください」・マーケティング:「この製品の英語キャッチコピーを3パターン考えてください」STEP 4:ライティング課題課題例:・「海外クライアントへのフォローアップメールを英語で作成してください」・「この日本語の記事を英語で200語に要約してください」・メールの形式、敬語の使い分け、簡潔さを評価
チャネル1:バイリンガル専門エージェント(最推奨)最も確実で効率的。英語力を事前にスクリーニングした候補者のみ紹介。成功報酬型で費用ゼロ。求人票の英語化もサポート。チャネル2:バイリンガル求人サイト主なサイト:・Daijob:日英バイリンガル求人の最大手・CareerCross:バイリンガル人材特化・GaijinPot Jobs:日本在住外国人向け・Indeed(英語版):英語で求人を掲載し、幅広くリーチチャネル3:LinkedIn英語のプロフィールを持つ候補者をダイレクトにスカウト。スカウトメッセージは英語で、具体的な職種と魅力を伝えることがポイントです。チャネル4:ボストンキャリアフォーラム(新卒向け)海外大学在学中の日本人学生をターゲットにした就職イベント。新卒のバイリンガル人材を大量に確保できるチャネルです。チャネル選択の判断基準:・急ぎの採用 → エージェント・中途のバイリンガル → エージェント+求人サイト・ハイクラス → LinkedIn+エージェント・新卒 → ボストンキャリアフォーラム+大学連携
英語人材の年収は、同職種の非英語人材と比較して+20〜30%のプレミアムが発生します。職種別の目安:・海外営業:450〜700万円・海外マーケティング:500〜750万円・カスタマーサポート(英語対応):350〜500万円・バイリンガルITエンジニア:500〜800万円・バイリンガル経営企画:600〜900万円注意点:・「英語ができるから」という理由で翻訳ばかり任せない(離職の原因になる)・英語を使う業務がない部署に配属しない・年収がバイリンガルプレミアムを反映していないと、外資系に流れる・入社後も英語を使う機会を継続的に提供する
英語人材の採用は、「求人票の書き方」と「選考プロセスの設計」の両方を最適化することで成功率が大幅に向上します。求人票では英語要件を具体的に定義し、使用場面と年収レンジを明示する。選考ではTOEICだけに頼らず、英語面接、ロールプレイ、ライティング課題で実務力を測る。そして専門のエージェントを活用すれば、英語力をスクリーニング済みの候補者のみを効率的に採用できます。英語人材の採用はユナイテッドワールドへユナイテッドワールド株式会社は、外国籍ホワイトカラー人材(AIエンジニア、ITエンジニア、海外営業、バイリンガル人材、バイオ人材)の採用支援に特化した人材紹介会社です。ユナイテッドワールドのサポート:・英語力をスクリーニング済みの候補者を紹介・求人票の英語化/改善アドバイス・英語面接の同席サポートも対応可能・成功報酬型で採用決定まで費用ゼロ「英語ができる人材が見つからない」「求人票の書き方を相談したい」――まずはお気軽にご相談ください。▶ ユナイテッドワールド株式会社へのお問い合わせはこちら▶ 採用企業様向けのサービス詳細はこちら