社内SEを目指す場合、適切な志望動機を用意しなければなりません。採用担当者は志望動機を踏まえて、面接するかどうかなどを判断しています。印象を左右する部分であるため、力を入れて検討する作業が必要です。
ただ、志望動機を考えるためには、社内SEの仕事について正しく理解したり、求められる特性やスキルについて把握したりしなければなりません。今回は、魅力的な志望動機を作成するためにも、社内SEの基本知識から具体的な例文まで解説します。
社内SEを目指す場合、適切な志望動機を用意しなければなりません。採用担当者は志望動機を踏まえて、面接するかどうかなどを判断しています。印象を左右する部分であるため、力を入れて検討する作業が必要です。
ただ、志望動機を考えるためには、社内SEの仕事について正しく理解したり、求められる特性やスキルについて把握したりしなければなりません。今回は、魅力的な志望動機を作成するためにも、社内SEの基本知識から具体的な例文まで解説します。
If you want to become an in-house SE, you must prepare an appropriate motivation. Hiring managers make decisions, such as whether to interview you, based on your motivation. Since it is an area that affects the impression you make, you need to put a lot of effort into the process of considering it.
However, in order to consider the motivation for your application, you must have a proper understanding of the job of internal SE and the characteristics and skills required. In this article, we will explain everything from basic knowledge of in-house SE to specific examples in order to create an attractive motivation for applying.
社内SEとは、自社内のシステム部門や総務部門でITを担当するエンジニアです。一般的なシステムエンジニアは、クライアントから受けた案件に対応しますが、社内SEは自社内のITにだけ対応します。具体的な仕事内容について、以下で解説していきます。
社内SEがやるべき仕事は大きく3つに分類できます。
社内SEは、社内に導入されているシステムの運用や保守を担当します。例えば、新しく従業員が入社した際に、システムを利用できるようにアカウントを作成したり権限を付与したりするなどです。また、システムにバージョンアップが必要となった場合は、社内SEが中心となって対応します。
基本的には運用や保守が中心ですが、新しくシステムを導入する場合に、社内SEが中心となる場合があります。特に、全社的に利用するシステムについては、社内SEが中心となりやすいでしょう。勤怠管理システムや経費精算システムなど、総務部門に関連する社内システムの導入に参画しがちです。
また、社内システムの導入・運用・保守など、どの場面においても社内でどのような意見が出ているのか汲み取る役割を持っています。他の従業員から連絡を受けることもあれば、システムの使用状況などを鑑みて判断する必要もあるのです。必要に応じて、経営層へシステムの導入を提案しなければならないため、提案書を作成する作業なども含まれます。
社内インフラとは、社内で利用しているパソコンやサーバー、スマートフォンやタブレットなどのIT機器を指します。また、ネットワーク機器など、従業員が直接目に触れない部分も社内インフラの一種です。他にも、上記で触れた社内システムを動かすための基盤などが、社内インフラに該当する場合があります。
基本的には、これらのインフラが正常に動作するように監視したり支援したりしなければなりません。例えば、パソコンのバージョンアップが必要ならば、社内に手順などを案内する必要があります。また、従業員からパソコンの動作が不調であると問い合わせを受けたならば、その原因を見つけたり対処方法を説明したりしなければなりません。
他にも、パソコンやスマートフォンなどの棚卸しを担当する役割でもあります。これらは高価な資産であるため、資産管理台帳で適切に管理すべきものです。台帳の作成や現物が従業員の手元にあるかどうかなどの確認作業を担当します。棚卸しの結果、従業員の増加に対応できないと見込まれるならば、パソコンなどを発注する業務も担わなければなりません。
社内で利用されている、システムやパソコン、スマートフォンなどについて、サポートする業務です。従業員は、これらについて何かしらの課題を抱えることがあるため、全般的に社内SEが支援します。言い換えると「社内ITの何でも屋」のような役割なのです。
例えば、業務で利用するアプリケーションのインストール方法がわからなければ、社内SEがその手順を説明します。自分自身が業務で利用していなくとも、問い合わせがあったならばサポートしなければなりません。また、パソコンの動作が重くなってきたと連絡があれば、パソコンの様子を確認し、不要なファイルを削除するなどの指示を出します。
なお、全ての問い合わせについて社内SEが自分で解決できるとは限りません。内容によっては解決が難しいため、従業員に代わって販売元などへ問い合わせします。ヘルプデスクとして、外部とやり取りする窓口業務も担うのです。
社内SEと一般的なSE(システムエンジニア)との違いは、誰を対象に業務を遂行するかです。社内SEは、社内のユーザーに対してITサービス全般を提供する仕事ですが、SEは基本的に社外のユーザーに対してシステム開発や運用などを提供します。頻繁に仕事を提供する相手が変化するかどうかで判断しても良いでしょう。
また、社内SEは社内のIT業務全般を担当するのに対して、SEはそれぞれが専門性を持っています。例えば、データベースやネットワーク、運用やITコンサルティングなどです。幅広い知識が求められるか、専門性の高い知識が求められるかも違いと考えてください。
In-house SEs are engineers who are in charge of IT in their company's system or general affairs department. While general system engineers deal with projects received from clients, in-house SEs deal only with in-house IT. Specific job descriptions are explained below.
The work to be done by in-house SEs can be divided into three main categories.
In-house SEs are responsible for operation and maintenance of the systems installed in the company. For example, when a new employee joins the company, he or she creates an account and grants privileges so that he or she can use the system. In addition, when the system needs to be upgraded, the in-house SE takes the lead in handling the upgrade.
Basically, the main focus is on operation and maintenance, but there are cases where in-house SEs play a central role when a new system is to be introduced. In particular, in-house SEs are likely to play a central role in systems that are used company-wide. They tend to participate in the introduction of in-house systems related to the general affairs division, such as attendance management systems and expense reimbursement systems.
In addition, they have the role of taking in what kind of opinions are expressed within the company in all situations, including the introduction, operation, and maintenance of in-house systems. Sometimes they are contacted by other employees, and sometimes they need to make decisions in light of how the system is being used. If necessary, they must propose the introduction of a system to management, which includes the preparation of proposals.
Internal infrastructure refers to IT equipment used within the company, such as PCs, servers, smartphones, and tablets. Also, parts that employees do not directly see, such as network equipment, are also a type of in-house infrastructure. Other types of in-house infrastructure may include the infrastructure used to run the in-house systems mentioned above.
Basically, you must monitor and assist these infrastructures to ensure that they are working properly. For example, if a computer needs to be upgraded, you need to guide the company on the procedure. Also, if an employee asks about a computer that is not working properly, you must find the cause of the problem and explain how to fix it.
Another role is to be in charge of inventory of computers and smart phones. These are expensive assets and should be properly managed in an asset management ledger. This role is responsible for creating the ledger and verifying that the actual items are in the possession of the employee. If the inventory results indicate that the company will not be able to handle an increase in the number of employees, then the role should also be responsible for ordering computers and other equipment.
Helpdesk staff provide support for systems, computers, smartphones, and other devices used within the company. Employees may have some issues with these, and the in-house SE provides general support. In other words, the role is like an "in-house IT anything and everything shop.
For example, if an employee does not know how to install an application used for business, the in-house SE will explain the procedure. Even if they do not use the software themselves for their own work, they must provide support if they receive an inquiry. Also, if they contact us to say that their computer is running slowly, we will check the computer and give them instructions on how to delete unnecessary files, etc.
Please note that not all inquiries can be solved by in-house SEs by themselves. Some inquiries are difficult to resolve, so they contact the distributor or other parties on behalf of the employee. As a help desk, they also serve as a point of contact with external parties.
The difference between an in-house SE and a general SE (system engineer) is whom they work for. In-house SEs provide general IT services to internal users, while SEs basically provide system development and operation to external users. You may judge whether the person to whom you provide work changes frequently or not.
In addition, in-house SEs are responsible for general IT operations within the company, whereas SEs have their own specialties. For example, databases, networks, operations, and IT consulting. Think of the difference as whether broad knowledge or highly specialized knowledge is required.
社内SEにどのような特性やスキルが求められるのか、イメージできない人もいるでしょう。役立つものは幅広くありますが、特筆すべきものを紹介します。
幅広いシステムやインフラを担当するため、システムエンジニアの経験があれば役立ちます。具体的には、以下のような経験が社内SEで活かせるでしょう。
システムエンジニアは、大きなくくりの役割であるため、経験してきた内容は人によって異なるでしょう。ただ、それらの経験の多くは、社内SEになってから役立つと考えて差し支えありません。「何でも屋」のような役割を果たすことは多く、幅広いスキルや経験を持っていると、柔軟に対応しやすくなるのです。
過去にプログラマーとしてプログラミング経験があれば、これも社内SEとして役立つ可能性があります。例えば、プログラミングの基本的な素養があれば、システム開発ベンダーと意思疎通が計りやすいでしょう。また、簡単な設定変更であれば、自分で対応できるようになります。
企業内で利用されるプログラミング言語は多岐にわたり、どの経験が役立つと一概には言い切れません。ただ、以下のプログラミング言語は活用される場面が多くあります。
これらのプログラミング言語について、ある程度の知識を持っていれば、社内SEとして活躍できる幅が広がります。
エンジニアとして、社内システムの開発経験があれば、社内SEとして経験を活かせます。基本的に、社内で利用するシステムしか管理しないため、これに関連する経験があると望ましいのです。例えば、社内SEとして以下の開発経験があると役立つでしょう。
これらについての経験があると、社内SEとしてシステムを運用する際に役立ちます。また、新しくシステムを導入するようになった場合は、ベンダーと会話しやすくなるはずです。
コミュニケーションスキルや人当たりの良さが求められます。社内ITの窓口となるため、適切にコミュニケーションが取れないと、円滑に問題などを解決できないのです。また、コミュニケーションを取ってもらいたいように、人当たりの良さも求められると考えておきましょう。
また、コミュニケーションスキルの中でも「聞き出すスキル」が重要になると考えておきましょう。社内で問い合わせを受ける際は、必要な情報を丁寧に引き出せなければなりません。問い合わせする側はITに詳しくないケースがあるため、なるべく専門的な言葉を使わず情報を得るスキルが求められます。
コミュニケーションスキルは、実際に社内SEとして働くことによって高まる部分があります。ただ、一定のスキルがなければ、適切なコミュニケーションを取れなくなってしまうため、上記で解説した知識や経験などが必要になると認識すべきです。
エンジニアとしてヘルプデスクで働いた経験があるならば、社内SEでもその経験が活きます。社内で発生した様々な質問に答える役割であるため「相手側の問題を理解して回答を与える」というスキルは非常に重要なのです。
まず、上記でも触れた「相手側の問題点を引き出す」という観点でヘルプデスクとしての経験を活かせます。数多くの人と会話してきた経験から、どのように対応すれば良いかイメージを持てていることでしょう。会話や説明のレベルを変更することにも慣れているはずです。
また、「素早く問い合わせ内容への回答を探す」という経験やスキルも社内SEで活用できます。多くの場合、事前にトラブルへの対処方法などは決まっているため、それを素早く探して説明できれば良いのです。意外と経験がなければ難しい作業であるため、ヘルプデスクでそのような経験があれば社内SEで活かせます。
Some people may not have a clear picture of what characteristics and skills are required of an in-house SE. There is a wide range of useful ones, but here are some that are worth mentioning.
Experience as a systems engineer is helpful, as you will be responsible for a wide range of systems and infrastructure. Specifically, the following experience will be useful in an in-house SE
Because systems engineering is a broad role, the experience will vary from person to person. However, it is safe to assume that many of those experiences will be useful once you become an in-house SE. You will often play the role of a "jack-of-all-trades," and having a wide range of skills and experience will make you more flexible and adaptable.
If you have programming experience as a programmer in the past, this may also be useful as an in-house SE. For example, a basic background in programming will make it easier to communicate with system development vendors. You will also be able to handle simple configuration changes on your own.
There is a wide variety of programming languages used in the company, so it is difficult to say which experience will be useful. However, the following programming languages are used in many situations.
If you have some knowledge of these programming languages, you will have a wider range of opportunities to work as an in-house SE.
As an engineer, if you have experience in developing in-house systems, you can make the most of your experience as an in-house SE. Basically, we only manage systems that are used internally, so it is desirable to have experience related to this. For example, as an in-house SE, experience in the development of the following systems would be helpful
Experience with these will help you as an in-house SE to operate the system. It will also make it easier to talk with vendors when you start to implement new systems.
Good communication skills and good people skills are required. Since you will be the point of contact for internal IT, if you cannot communicate properly, you will not be able to solve problems and other issues smoothly. It is also important to consider that you will be required to be personable so that you can be asked to communicate with others.
It is also important to consider that among your communication skills, listening skills will be important. When receiving inquiries within the company, you must be able to elicit the necessary information in a polite manner. In some cases, the person making the inquiry is not familiar with IT, so the skill to obtain information without using technical terms as much as possible is required.
Communication skills can be improved by actually working as an in-house SE. However, you should be aware that without certain skills, you will not be able to communicate appropriately, so the knowledge and experience explained above will be necessary.
If you have experience working on a help desk as an engineer, that experience will also come in handy as an in-house SE. Since this role is to answer various questions that arise within the company, the skill of "understanding the other side's problem and giving an answer" is very important.
First, you can use your experience as a help desk in terms of "eliciting the other side's problems," which I mentioned above. Having conversed with numerous people, you will have an idea of how to respond to them. You will be accustomed to changing the level of conversation and explanation.
You can also use your experience and skills in "finding answers to inquiries quickly" as an in-house SE. In many cases, the way to deal with a problem has already been decided in advance, so you just need to be able to find and explain it quickly. This is a surprisingly difficult task without experience, so if you have such experience at a help desk, you can make use of it as an in-house SE.
社内SEを志望する際には、志望動機を書かなければなりません。自分の適性を踏まえて志望動機を書く必要があり、具体的には以下の観点を意識しましょう。
社内SEを求めている企業は多くあるため、それらの中でも今回応募する企業である理由を示しましょう。他の企業ではなく、その企業の社内SEとして働きたい理由を明確にします。例えば以下のような志望動機があるでしょう。
ここでは、社内SEとしての観点だけではなく、一般的な就職活動や転職活動としての観点も持っておくと良いでしょう。社内SEであることを前提として理由を考えると、どうしても片寄った理由になってしまいます。例で示したとおり、その企業の製品や企業理念に興味があることなども理由の候補に含め、広い観点から考えてみることが重要です。
エンジニアの中でも社内SEを目指す理由を明確にしておきましょう。面接の場では、社内SEを志す理由を問われる可能性があります。冒頭で解説したシステムエンジニアとの違いを踏まえ、理由を考えておくことが重要です。例えば以下のような理由が志望動機になるでしょう。
これらは一例ですが、エンジニアとしてのスキルの観点やコミュニケーションなどソフトスキルの観点から理由を明確にしていきましょう。どのような理由が正解であるとは言い切れないため、自分なりに根拠を持った理由を用意できれば差し支えありません。
ただ、この時に注意してもらいたいポイントとして、ネガティブな印象を与えるようなものは避けましょう。例えば「通常のエンジニアは残業が多く身体的な負担が大きいため」という理由は、社内SEの仕事は簡単であると見下してるように捉えられかねません。また、体力的な負担が大きくなってきたことから、楽な仕事を選択していると判断される可能性もあります。表現の仕方によって印象が変化するため、マイナスな要素を含む理由は、よく考えて伝えなければなりません。
今までの経験が社内SEとして活かせるか考えましょう。主にエンジニアとしての経験が重要視されるため「社内SEに必要とされる特性・スキル」で解説した内容のうち自分が経験したものがあるかどうか評価してください。該当するものがあれば、それを社内SEとして行かせるという前提で志望動機を書いていくと良いでしょう。
なお、社内複数のスキルや経験が該当する人が多いでしょう。この場合は、優先順位をつけて志望動機に含めていくことが重要です。志望先の企業がどのような特性を持っているかによって考えましょう。例えば、大規模なシステムが運用されているならばそれに沿った志望動機を考え、DXの推進など新しいテクノロジーが導入されているならばそれを踏まえた動機を考えます。
ただ、企業でどのようなIT環境が用意されているかは一般的に公開されていません。そのため、志望動機を考える際は、どうしても予想するしかない部分があります。企業によっては社内の取り組みをWebサイトで公開していますが、そのような情報が見つからなければ、同じ業界や同じ規模の会社で活用されているスキルなどを参考にしてみましょう。
When applying for an internal SE position, you must write a motivation for applying. You must write your motivation based on your suitability for the position. Specifically, you should be aware of the following perspectives
There are many companies looking for internal SEs, so you should show why you are applying to this company among them. Clarify why you want to work as an in-house SE for that company and not for another company. For example, you may have the following reasons for applying
Here, it is good to have a perspective not only as an in-house SE, but also as a general job-hunting or job-transfer activity. If you think of your reasons on the premise that you are an in-house SE, your reasons will inevitably be one-sided. As shown in the example, it is important to think from a broad perspective, including your interest in the company's products or corporate philosophy as a candidate reason.
Make it clear why you want to become an in-house SE among engineers. In an interview, you may be asked why you want to become an in-house SE. It is important to consider your reasons based on the differences from system engineers explained at the beginning of this section. For example, the following reasons would be good reasons to apply for the position.
These are just examples, but you should clarify your reasons from the perspective of your skills as an engineer and your soft skills such as communication. It is not possible to say which reason is the correct one, so it is fine if you can provide a reason with your own rationale.
However, one point to keep in mind at this time is that you should avoid giving a negative impression. For example, "Because regular engineers work a lot of overtime and it is physically demanding," may be taken as a condescending comment that the work of an in-house SE is easy. It could also be judged that you are choosing an easier job because of the increased physical burden. Since the impression changes depending on how you express yourself, you must think carefully about the reasons for including negative elements in your message.
Consider whether your past experience can be utilized as an in-house SE. Since experience as an engineer is mainly considered important, please evaluate whether you have any of the experiences described in "Characteristics and Skills Needed for In-House SE". If applicable, it is a good idea to write your motivation based on the assumption that you can apply them as an in-house SE.
Note that many people will have multiple in-house skills and experiences that are applicable. In this case, it is important to prioritize them and include them in your motivation. Think about this depending on what characteristics the company you are applying to has. For example, if the company is operating large-scale systems, then consider a motivation that is in line with that, and if new technologies are being introduced, such as the promotion of DX, then consider a motivation that is based on that.
However, it is not generally disclosed what kind of IT environment is available at a company. Therefore, when considering your motive for applying for a job, you will inevitably have to make some predictions. Some companies disclose their internal initiatives on their websites, but if you cannot find such information, try to refer to skills utilized by companies in the same industry or of the same size.
社内SEの志望動機は、企業側の担当者が重要視する内容です。どのようなポイントで確認しているのか4つについて解説します。
コミュニケーションスキルがあるかどうかは特に重視されています。面接の場でもコミュニケーションスキルは評価されますが、志望動機からコミュニケーションに積極的であるかどうかが評価されているのです。コミュニケーション能力が低かったり消極的であったりすると、書類審査の段階で落とされてしまうかもしれません。
社内SEを求める企業側は「新しい人材を確保して社内のITを円滑に運用したい」と考えています。そのためには、エンジニアとしてのスキルだけではなく、他の従業員と円滑なコミュニケーションを取れるスキルが必須です。コミュニケーションが取れない社内SEは、むしろ業務の足かせになりかねないため、採用される可能性が低くなってきます。言い換えると、コミュニケーションスキルをアピールした志望動機は、採用担当者に注目してもらいやすいでしょう。
志望動機の中からマネジメントスキルを汲み取れるかどうかが重要です。特に中小企業では、社内SEを採用して「社内IT管理の中心を担ってほしい」と考えているケースがあります。そのため、エンジニアとしてのスキルだけではなく、周りを巻き込んだマネジメントができるかどうかも重要なポイントなのです。
特に、マネジメントできる人材の育成は時間を要してしまうため、できる限りスキルを持っている人材を求めています。逆に、エンジニア面での志望動機には何の問題がなくとも、マネジメントスキルの訴求ポイントがなければ前向きに検討してもらえない可能性があるのです。
社内SEは社内からの問い合わせに対応する機会が多いですが、新しくシステムを導入するなどベンダーコントロールが必要となる場合があります。このような状況において、プロジェクトマネジメントやリスク管理ができるかどうかは非常に重要であるため、マネジメントスキルも重要なポイントなのです。
体力や健康面についても確認しているポイントであると考えましょう。社内SEは人数が少ない企業が多く、問い合わせなどが集中すると負担が高まりがちです。このような状況が発生した際でも、対応できる人材を求めているため、体力や健康面も注目されています。
例えば、今までに大規模なプロジェクトに参画し、それを乗り越えてきた経験を志望動機に含めると良いでしょう。一般的に、大規模なプロジェクトはトラブルなどが発生し負担を感じることが多いため、志望動機に含めることで「体力やメンタル面で強い人材」ということをアピールできます。
また、健康面については面接で志望動機に含めていくと良いでしょう。例えば「毎日、1時間はウォーキングに時間を割き、規則正しい生活をしている」ということを伝えてみます。このような活動は社内SEの志望動機に限ったものではありませんが、健康面のアピールとして大きな価値があるのです。他にも、採用担当者は「自分自身でストレス発散ができるか」という観点でも志望動機を評価しています。
社内SEは限られたスキルしか利用しないケースがありますが、そのような状況下でも向上心を持ち続けられるかどうかは重要です。変化の激しい業界であり、社内SEとはいえども向上心を持っていなければ、世の中から置いていかれてしまう可能性があります。可能な限り新しい情報を収集および習得し、必要に応じて社内のITに適用できるかを確認されているのです。
もちろん、社内SEは社内で利用しているITに注力するため、一般的なSEほど向上心は必要ないと考えられます。ただ、新しいスキルを得ようとする向上心がなければ、社内のシステムなどが陳腐化してしまうリスクがあるのです。そのため、極端な向上心は求められませんが、ある程度の向上心を持ちそれをアピールしているかどうかは評価しています。
The motivation for applying for an internal SE position is important to the company's staff. The following is an explanation of the four points they are checking.
Communication skills are especially important. Although communication skills are also evaluated in the interview process, whether you are proactive in communication is also evaluated from the reason for applying. If your communication skills are poor or passive, you may be dropped at the document screening stage.
Companies seeking in-house SEs want to "secure new talent and ensure the smooth operation of IT within the company. To achieve this, it is essential to have not only engineering skills but also skills to communicate smoothly with other employees. In-house SEs who cannot communicate are rather likely to be a hindrance to business operations, and therefore, are less likely to be hired. In other words, a motivation that highlights your communication skills will likely get the attention of hiring managers.
It is important to be able to capture management skills from your motivation. Some small and medium-sized companies, in particular, hire in-house SEs and want them to "play a central role in internal IT management. Therefore, it is important not only to have skills as an engineer, but also to be able to manage others.
In particular, since it takes time to train people who can manage, they are looking for people who have as many skills as possible. Conversely, even if there is nothing wrong with your motivation from an engineering standpoint, if there is no appealing point in your management skills, you may not be considered positively.
In-house SEs have many opportunities to respond to inquiries from within the company, but there may be times when vendor control is required, such as when a new system is being introduced. In such situations, management skills are also important, as it is crucial to be able to manage projects and risks.
Consider that physical fitness and health are also points that are checked. Many companies have a small number of in-house SEs, and their workload tends to increase when there is a concentration of inquiries. Since they are looking for people who can cope with such situations when they occur, physical strength and health are also important points to be considered.
For example, it is a good idea to include in your motivation for applying for a position the experience you have gained by participating in and overcoming large-scale projects. Generally speaking, large-scale projects are often troublesome and burdensome, so by including this in your motivation, you can show that you are a person with strong physical and mental strength.
It is also a good idea to include the health aspect in your motivation during the interview. For example, you can tell them that you "devote an hour to walking every day and lead a regular lifestyle. This kind of activity is not limited to internal SE job applicants, but it has great value as a way to show off your health aspect. Other aspects of motivation that hiring managers also evaluate in terms of whether you can relieve stress on your own are
In some cases, in-house SEs only have access to limited skills, but it is important to be able to maintain ambition under such circumstances. This is a rapidly changing industry, and if you are not ambitious, even as an in-house SE, you may be left behind in the world. They are expected to collect and learn as much new information as possible and apply it to the company's IT as needed.
Of course, in-house SEs focus on the IT used within the company, so they do not need to be as ambitious as the average SE. However, without ambition to gain new skills, there is a risk that the company's internal systems and other systems will become obsolete. Therefore, extreme ambition is not required, but we do evaluate whether you have some ambition and show it.
社内SEの志望動機は、今までに経験があるかないかによって変化します。以下では、それぞれの場合において、どのような志望動機を示せば良いか、具体的な文章で紹介します。
社内SEの経験がある場合は、技術力をアピールするかコミュニケーションやマネジメント能力をアピールするかに分類できます。
現在は物流会社の社内SEとして、各種システムのインフラを中心に扱っています。既存のシステムを安定して運用するための仕事はもちろん、新しいシステムを導入する際は、インターフェースの設計サポートなども私の担当です。また、近年はクラウドを活用したシステムの運用が増えてきているため、AWSなどのサービスも扱うようになりました。大規模なシステムを含め多くのインフラを扱ってきた経験と、クラウドなどトレンドの技術を習得していることを活かし、社内システムの安定した運用を実現できます。また、これによって貴社の事業拡大へ貢献できると考えています。
【作成のポイント】
社内SEとして7年目であり、自社システムの運用や保守を担当しています。直近では昨今の情報漏洩トラブルを踏まえ、社内のシステムそれぞれにおいてセキュリティを高めるプロジェクトに従事した状況です。社内では数多くのシステムが運用されているため、情報システム部門はもちろん、業務担当者を含めたプロジェクトを推進するリーダーを務めました。今回、プレスリリースによって貴社が社内システム全体のセキュリティを高めることを知り、セキュリティのプロジェクトでリーダーを務めマネジメントした経験が活かせると考え、応募に至りました。リーダーとして積極的にコミュニケーションを取り、10人程度のメンバーをまとめながら、社内のセキュリティ向上に尽力したいと考えています。
【作成のポイント】
SIerなどエンジニアとして活躍していた場合や総務などエンジニア以外でITを経験した場合は以下の通りです。
現在はITベンダーとしてシステム全般の開発を受注し、その中でもデータベースを中心に扱っています。今やどのようなシステムでもデータベースは必須であり、幅広いシステムの開発に参画しました。それぞれのプロジェクトにおいて、依頼の背景やシステムの目的を十分に理解し、レスポンスの早いデータベースの提供に努めています。データベースが中心ではありますが、システム全般に関わるポジションであり、エンジニアとして幅広い知識を有していることが強みです。これまで、エンジニアとして培った幅広いシステムの知識を活用し、すでに存在する社内のシステム全般に対応したいと考えています。また、それらを改修した経験も活かし、それぞれのシステムの利便性向上なども提案したいと考えております。
【作成のポイント】
現在は総務部ではありますが、社内を統制する立場としてITシステムの運用や従業員からの質問に対応しています。元来、ITを専門として入社したわけではありませんが、対応に迫られたことから独学でプログラミングとインフラを習得し、必要最低限の対応はできている状況です。また、エンジニアではなく総務部門であることから、従業員について深く理解し、社内でどのようなシステム導入が必要かを積極的に提案しています。今回、社内に新しいシステムを展開し生産性を向上させた経験を生かし、貴社でも総務的な観点から新たなシステムを導入し、働き方改革を実現したく応募しました。
【作成のポイント】
Motivation for applying for an internal SE position varies depending on whether or not you have previous experience. In the following, we will show you what kind of motivation you should present in each case, using specific sentences.
If you have experience as an in-house SE, you can categorize your motivation as either emphasizing your technical skills or your communication and management skills.
I am currently working as an in-house SE for a logistics company, focusing on the infrastructure of various systems. I am responsible not only for ensuring the stable operation of existing systems, but also for providing interface design support when new systems are introduced. In addition, in recent years, as the operation of systems utilizing the cloud has been increasing, I have come to handle services such as AWS. My experience in handling many infrastructures, including large-scale systems, and my mastery of cloud computing and other trendy technologies will enable me to ensure the stable operation of internal systems. I also believe that this will contribute to the expansion of your company's business.
Points of Preparation
I have been an in-house SE for seven years and am responsible for the operation and maintenance of our company's systems. Most recently, I was engaged in a project to improve security in each of the company's systems in light of the recent information leakage troubles. Since there are many systems in operation within the company, I was the leader of the project, which included not only the information system department but also the business staff. This time, I learned through a press release that your company was going to enhance the security of all internal systems, and I decided to apply because I thought I could make use of my experience as a leader and manager of a security project. As a leader, I would like to actively communicate and organize about 10 members while making efforts to improve the company's internal security.
Points of Preparation
If you were an engineer at a SIer or other company, or if you had IT experience other than engineering, such as in general affairs, the following applies.
Currently, as an IT vendor, we receive orders for the development of all systems, with a focus on databases. Nowadays, databases are essential for any system, and I have participated in the development of a wide range of systems. In each project, we strive to fully understand the background of the request and the purpose of the system, and to provide databases that respond quickly. Although the focus is on databases, the position is related to systems in general, and my strength is my broad knowledge as an engineer. I would like to utilize the wide range of systems knowledge I have developed as an engineer to deal with all the internal systems that already exist in the company. I would also like to make use of my experience in refurbishing these systems and propose improvements to the convenience of each system.
Points of Preparation
Although I am currently in the General Affairs Department, I operate IT systems and respond to questions from employees as a person in charge of controlling the company. Although I did not originally join the company as an IT specialist, I taught myself programming and infrastructure because I was pressed to respond, and I am now able to respond to the minimum required level. In addition, since I am not an engineer but a member of the general affairs department, I have a deep understanding of our employees and am proactively proposing what kind of system implementation is needed within the company. I am applying for this position because I would like to introduce a new system at your company from a general affairs perspective, and to realize reforms in the way we work, based on my experience in improving productivity by deploying a new system within the company.
Points of Preparation
社内SEは、一般的なSEとは異なり、特定の企業に属してその社内のシステムだけを扱うエンジニアです。また、システムだけではなくパソコンやスマートフォンなど、幅広いIT資産を管理したりサポートする業務もあります。働き方によりますが「社内ITの何でも屋さん」のようなポジションであることが多いです。
ただ、そのようなポジションであるからこそ、社内SEの志望動機は一般的なSEとは異なった観点で考えなければなりません。例えば、幅広くテクニカルな知識を持っていることや、他の従業員とコミュニケーション能力に長けていることをアピールする必要があるのです。今回は志望動機の例文も紹介しているため、まずはそれらを踏まえて検討してみましょう。また、転職エージェントを利用すれば志望動機についてのアドバイスをもらえるため、登録して支援を受けることをおすすめします。
In-house SEs, unlike ordinary SEs, are engineers who belong to a specific company and handle only the systems within that company. In addition to systems, they also manage and support a wide range of IT assets, such as computers and smartphones. Depending on how they work, the position is often akin to an "in-house IT anything and everything" position.
However, because it is such a position, the motivation for applying for an in-house SE position must be considered from a different perspective than that of a typical SE. For example, you need to show that you have a broad range of technical knowledge and that you have good communication skills with other employees. In this article, we have also included some examples of motivations for applying for a job, so you can consider those first. In addition, if you use a recruitment agent, you can get advice on your motivation, and we recommend that you register with them for assistance.